@mameknits

ひつじ丸な日々 2nd stage

ひつじ丸の本棚

昨年末〜今年前半のお気に入り本。

プロローグ (文春e-book)

プロローグ (文春e-book)

単行本版を買ったけど、後でKindle版も出てた。

『エピローグ』よりこっちが断然好き。

スクリプトとして何を使うか色々好みがあるはずだが、ここではRubyを利用する。別にPerlでもPythonでも良い。細かい話は色々あるが、ざっくり言ってできることはおおむね同じだ。この段階では汎用プログラミング言語よりはスクリプト言語の利用をおすすめする。手軽だから。言語処理に関するライブラリの数を考えるとPythonかPerlを使うべきような気もするのだが、日本語を相手にするということだとあまり変わりはないのではないか。ここでRubyを持ち出したのは 、わたしが咄嗟に触ることができ、原稿の締め切りに間に合いそうな言語が当座これしかないからだ。バ ージョンは2.0を使う。1.9系でも平気なはずだが、1.8系だと日本語処理が面倒くさいのではないかと思う。スクリプトと言っても大仰なものではなくて、U T F 8で千字文を収めたファイル名を T h o u s a n d _ C h a r a c t e r _ C l a s s i c . t x tとするなら、文字数を数えるにはおおよそ、
% r u b y e ' p u t s F i l e . r e a d ( " T h o u s a n d _ C h a r a c t e r _ C l a s s i c . t x t " ) . c h o m p . s p l i t ( " " ) . s i z e '
みたいなことになる。

Kindleからコピペで引用したら、英数が全角なので驚く。。)


大森 原稿書く時間よりプログラミングに充てる時間のほうが長いんですよね。
円城 『プロローグ』では、原稿よりプログラムを書いていました。日本語で書かれる私小説というものを考察しようとして、『プロローグ』の本文や勅撰和歌集をプログラムで触ってみて、その結果を載せてあります。地味な話ですが、文字数を数えたりとか、文字を置換したりとか、漢字の数を数えたりとか、そんなことばっかりやってましたね。単行本化するときに、なぜかシミュレ ーションを増やす羽目になってしまって、なにやってんだかほとんど意味がわからない。



数学する身体

数学する身体


『プロローグ』をリアル書店で買ったときに、店頭でたまたま見かけて気になって。(リンクはKindle版)

面白かったので引き続いてこちらも。

数学する人生

数学する人生

岡潔をいきなり読むよりも入りやすい。

松尾芭蕉について書かれているところがあり、何となく気になって長谷川櫂の本に辿りつく。←いまここ


電子書籍いいんだけど、iPhoneだと画面が小さ過ぎてキビシい(←さっさとiPadなりKindleなり買えって話ではある)